朝は鳥のさえずりで目が覚めました。日頃の都会の暮らしでは有り得ないことです。で、せっかくなのでホテル屋上に行ってみましたよ。もちろんエレベーターでね。
ナポリ湾を臨む景色にうっとり。

朝食はブッフェスタイル。初老のウェイターがイイ感じです。
「カップチーノはいかが? マダム」ですって。ムズがゆいけど、いい気分。

1室130ユーロ程度(朝食付)、北イタリアに比べれば4つ星でもかなりお手頃な価格設定です。
・WiFi接続は公共エリアで無料です。
・ホテルはミニバン(リフト仕様ではありません)を所有しており、無料送迎してくれます。
・ペットの宿泊が可能で、追加料金は必要なし。
・ランドリールームに洗濯機があるので、我々のような長期旅行の場合 ちょっとした小物の洗濯が
できて助かりました。
次はアマルフィ海岸へと旅立ちます
あこがれのアマルフィ海岸をドライブ。ヨーロッパ屈指の美観を誇り、世界遺産にもなっているエリアです。
キラキラ輝くティレニア海には切り立った断崖が続き、点在している別荘の下には
プライベートビーチがあったりなんかして
・・・むふぅ、いいなぁ。
崖沿いに走るスリルのあるドライブを楽しみつつ、ポジターノあたりでランチを頂くことにしました。
「ラ・タベルナ・デル・レオーネ」

入り口、店内ともに段差がなく、トイレも広いので車椅子ユーザーにおすすめです

キッチンを眺めながら店内でいただくのもよいけれど、外のみごとな絶壁を堪能したくって
テラスのテーブルを選びましたよ。ほ〜ら、道路からテラス席まで段差な〜し。

メニューは前菜・パスタ・メインがそれぞれ8種ずつ位載っているシンプルな構成で、選びやすく
なっています。

写真右は、いわしのパスタ - Fettuccine con alici 12ユーロ
メイン料理には魚の串焼き - Spiedino Pesce 14ユーロ をチョイスしました。
ラバッツァのカッフェもおいしゅうございましたよ。
テラスから店内へも段差な〜し。


トイレの個室内は車椅子からの乗り移りが可能なスペースがありました。
手すりはないものの清潔でおしゃれ。洗面台の蛇口にも手が届きます。
La Taverna del Leone
Via Laurito, 43 - 84017 Positano Italia Tel 089 875474
もちろん駐車場完備。車以外の交通手段は無いかも。
イタリアのブーツの形のつま先のところ、レッジョ・ディ・カラーブリアに来ました。翌日にフェリーでシチリア島へ渡るため、プラザホテル で1泊だけすることに。

ホテルの正面入り口には階段がありますが、右手に車用のスロープがあり それで
地下へ降りれば車椅子のまま中に入れちゃう。
ハンディキャップルームの300号室は完璧っ

室内の床は石で走行ス〜イスイ、天井高も3m位あり いい気分ですよ。

バスルームのドア有効幅は78cmと広くなっています。
洗面台は浅くて大きな理想的な形で 高さは84cm。
ヒジから先をシンクに突っ込んで顔をバシャバシャと勢いよく洗えるから助かっちゃうし。


部屋には全身が映る鏡があるほか、各スイッチも車椅子で届く高さに低めに設置されています。
エレベーターは部屋のすぐ前にあり、6人乗りですから大きめの車椅子でも安心。

部屋のテラスから見た 午後8時の景色です。対岸のシチリア島に夕日が落ちていきます。
PLAZA HOTEL★★★Piazza Stazione 1, 89018-Villa San Giovanni (RC)
Tel 0965-70209
http://www.plazahotelrc.it
シチリアがこんなに近くにあるとは思わなかったよ
アマルフィの中心地に寄ったときの写真をアップするの忘れてた !話をアマルフィ海岸、海沿いのフラヴィオ・ジョイア広場に戻します。
20台分ほどの駐車スペースがあったので、車を停めてみました。
駐車料金は1時間3ユーロ、自販機でチケットを購入してフロントガラスの内側に置けばOK。
つり銭は出ないよ!! と張り紙されてます。

駐車場からドゥオモまでは石畳を車椅子でこいでわずか2分。
コンパクトにまとまっている街なので観光がしやすくなっています。
6世紀につくられたドゥオモ。上のほうにある金色のモザイクが太陽の光に反射してキラキラ

早速 テーブルがたくさん並べられたドゥオモ前のカフェでひと休みしてみました。

エスプレッソで3ユーロ、 ちょっと観光地価格だな。
パイ生地にクリームの詰まったお菓子をいただきました。


この先 少しのぼりぎみの石畳に土産物屋が立ち並ぶロレンツォディアマルフィ通りを
お散歩。レモンを使ったキャンディ、リキュール、石鹸などがたくさん売られています。
「食べてみて」とレモンのキャンディをお店のヒトに渡されました。口に含むと 甘酸っぱくて
さわやかな香りが広がりました。そーか、これが南イタリアの味なのね。
照りつける日差しと柑橘類のさわやかさが 相性よしっ

観光案内所へ車椅子
で入るには20センチ程度の段差を3回ほど越えることになりますが階段状に続いているわけではないので後方に手助けがあればなんとかなります。
でもね、中はそんなに充実しているわけではなくて、地図といくつかのパンフレットが無造作に
置いてあるだけなので よっぽど聞きたいことがない限り わざわざ段差を越えてまでして
入っていく必要はないって感じ。
残念ながら、ここの ドゥオモは階段だらけデス
いよいよシチリア島のメッシーナへと渡ります。どうやってトラゲット(フェリー)に乗ればいいのかなぁ、と思いつつ回りの車の流れに合わせていたら、いつの間にか乗れちゃいました。
↓ これが乗り場へ続くゲート

↓ 切符売り場ね

↓ 26ユーロなり 上半分が切符で、下半分が領収書になってる

↓ みんなの流れに合わせて車ごと乗り込む

Caronte & Tourist社のトラゲットは、ヴィッラ・サンジョバンニからメッシーナまでの
メッシーナ海峡を 20分 で結んでいます。
1日に30本以上あるので、予約せずに乗れます。
24時間営業ってところがスゴ〜イ。
車が狭い間隔で停められていき、かつ船内は車椅子ユーザーが自由に動けるほど
スペースがないので、車内で待機しているのが無難かな。
↓ しゅっぱ〜つ !

Caronte & Tourist社
http://www.carontetourist.it
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宿泊地タオルミーナへ向かう途中、ランチがてら地元の人のための小さなリゾート地レトヤンニ に寄ってみました。6月の上旬で汗ばむ頃でしたが、まだ誰も泳いでません。
バカンスシーズン直前といったところです。砂浜沿いの遊歩道は ず〜っと段差なし


無造作に置かれた船
も、なんだかブリキのおもちゃみたいな愛らしいデザインなの。この雰囲気だけで癒されてしまいます。
いくつものレストランが並ぶなか、私たちが選んだのは リストランテ トロピカル

もっちろん 入口・店内ともに段差なしですよ。

駐車場が無いから路上駐車しちゃったけど大丈夫なのかどうかを店の人にたずねると
「ここはシチリアなんだよ〜 !!」 と大笑いで即答されました

私がいただいたのは、前菜が カラマリのフリット、第一の皿が ウニのパスタ、第二の皿が
カジキのグリル。どれもボリュームたっぷりでドルチェにはたどり着けませんでしたYO !
凝った料理ではないけれど 素材の良さをダイナミックに生かしたストレートなお味です。
ワインはドンナフガータのキリリとした白アンシリアを合わせて大正解。
いきなりシチリアらしさを満喫できたお昼ご飯でした。
そういえば、イタリアのレストランの店内って こんな感じ
で暗いところが多いです。大きなシャンデリアが下がってたけど、点いてないしっ。いい意味でナチュラルってゆーか。
そのぶん 外の海の青さが引き立つわけでして、結果オーライ。
窓が大きくて気持ちいい !

タオルミーナに着いたら食べたいものがいろいろあるので控えめにしようね、って言ってた
のに 二人とも満腹越えをしてしまいました。自己管理能力まるでなし。
Ristorante TROPICAL0942-37341 LETOJANNI (ME)
さて、次に向かうのは 私が何年も憧れ続けていたお宿、タオルミーナの
「グランドホテル・ティメオ」です。5つ星のさらに上をいく ★★★★★L なんです。
ワクワク !
L は lusso = ラグジュアリーのことなんだとか
かつて詩人ゲーテはタオルミーナのことを 「この世と天国との境にある場所」 と表現したんだそうです。
そのタオルミーナに130年も前に建てられた貴族の大邸宅が、ホテルに改装され
「グランドホテル・ティメオ」 になっています。ここでの宿泊というわけで、
気分はすっかりハイモード。
ピンクの色が鮮やかなブーケケンビリアが生い茂るエントランスをくぐると、贅を極めた
バロック時代を彷彿とさせる建物が現われます。

宿泊者用のパーキングはホテルの裏口にありますが、そこに車を停めてしまうと大庭園の
階段を使用してホテルに入らなければなりません。そんなわけで、この正面玄関の目の前
にある駐車スペース(3台オンリー)を特別に使わせてもらうことになりました

フロントからレストランへと向かう重厚な通路
です。時折敷かれたカーペットが車椅子にとっては障害物となりますが、まぁ許容範囲内ね。
カーペットの上は抵抗が大きくて車椅子をこぎづらいんです。また、気をつけないと
カーペットが車輪に巻き込まれて急ブレーキがかかり、自分の体が前に投げ出される
こともあるんですよ〜。こわっ


ちなみに建物内のフロントには15cmの段差があり要介助です。
エレベーターを使用して通された206号室は、イオニア海を臨む美しい部屋で、クラシックな
インテリアや上質のリネンがエレガントで素敵です。
がっ、私の車椅子ではバスルームに入れない


ほらっ。これでもドア全開なんだから。洗面台の足が邪魔で通り抜け不可です !
そりゃぁもう がっかりよ〜

自分で直接ホテルに予約を入れた時に、車椅子であることはちゃんと告げたし、
宿泊に不都合はないとの説明もあったのに・・・残念な対応です。
いきなりテンション下がっちゃったし。
イタリア人って、車椅子ユーザーでも立って歩けて当然とでも思っているのかなぁ。
(ちなみに私は脊髄損傷による両下肢完全麻痺、両足あり血も通っているし爪も伸びる
けど 足に感覚が無くぶらーんと脱力しているので 立つことなどできませぬ)
そんなわけで、早速事情を話して部屋を替えてもらわなきゃいけません。
車幅50cm以下なら なんとか通れたかもしれん

