クリックエアっていう航空会社。聞いたことのない人のほうが多いですよね、きっと。
スペインのイベリア航空が2006年に格安さをウリに設立した航空会社で
1区間20〜50ユーロ(3,200円〜8,000円)、めちゃ安です。
ヨーロッパのどこかからスペインに入りたいときにおすすめ。
ヨーロッパ内では格安航空会社の生き残り戦争が盛んゆえ、運がよければ
航空券が0.01ユーロ(1円)でGETできることだってあります(笑)
なんで「クリック」っていうのか? それはネットで予約するからなんですねぇ。

今回はパリ(フランス)のオルリー空港からバレンシア(スペイン) 2時間のフライトです。
空港でチェックインを済ませ「介助スタッフ
が来るからここで待ってるように」と言われましたが、じっと待っているうちに搭乗アナウンスが始まり、
お客さんがみんな乗ってしまいました。
日本では車椅子ユーザーは先に乗るのが常識ですが・・・
ヨーロッパでは そうではないことがよくあります・・・
せっかく早めに来たのに意味ないじゃん・・・

ようやく介助スタッフが現れ 全員が機内で座っているところに
アイルチェア(機内用の小さな車椅子)で最後に乗り込みます。
みんなジロジロ見ないでよぅ〜、出発が定刻より遅れてるのは私のせいじゃないよぅ〜。
さすがおニューな航空会社、機内はピッカピカ、とても清潔です。
ドリンク類は有料販売、結構売れてます。
コーヒー、エスプレッソ、カプチーノ、ホットチョコレート 1.5E
コカコーラ、ファンタオレンジ、ネスティー 2.5E
ハイネケン、ワイン 3.5E
サンドイッチとコーヒーのセット 5.0E ほかにもいろいろ。

クリックエアの予約の仕方 【車椅子の場合】Web上で予約してそのままカード決済画面へ移動するので、お買い物感覚。
ただ、車椅子の場合はWebだけでは予約が完了しません。
1つの便に乗ることのできる障害者の人数には限りがあるらしく・・・
ネットで予約をしたあと、スペインに電話をし、車椅子であることと ネットで予約した
6桁コードを告げます。中学1年レベルの英語で十分通じますのでトライ してね。
日本の航空会社のように車椅子の種類や病名などいろいろ聞かれません。
予約コードのアルファベットを伝えるときは
「L of London」(ロンドンのL)、「N of NewYork」(ニューヨークのN)
というように念押しすると 先方に聞き取ってもらいやすいです。
国際電話って高いんでしょ、という人にはスカイプというインターネット電話がおすすめ。
日本 - スペイン 1分 3円以下
安っ。
スペインのバレンシア。ここでの目的は世界最高峰のヨットレース アメリカズカップ
を観戦すること・・・海のF1といわれている由緒あるレースで、ヨーロッパで実施されるのは152年ぶりです。
宿泊ホテルは booking.com で探して、ソルヴァーサ・バレンシアにしました。
素敵な外観で、建物入り口に段差はなく 自動ドアでラクに入ることができます。
WiFi接続が無料なのも このホテルを選んだポイントのひとつ。


自動ドアの先には中庭があります。中庭に出るための段差は わずか2cm。
昼間っからマダ〜ムたちが優雅にワインのグラスをかたむけていましたよ。
ホテルからアメリカズカップの会場までは まっすぐ 1km、フラットで幅の広い歩道です。
途中にスーパーもあったりして、ちょうどよいお散歩コースになってました。
普段あんまり運動してないから、こういう時ぐらいがんばって車椅子をこがなくてはっ。
Solvasa Valencia ★★★★
Avenida Del Puerto, 129 Valencia
(2007年6月訪問)

スペイン バレンシアのホテル、ソルヴァーサ・バレンシア。103号室のアクセシブルルーム(車椅子室)です。

ベッドはクイーンサイズでゆったり。床は木目調のビニール素材で安普請に見えるけど
このほうが車椅子での移動がラクチンです。
(カーペットだとタイヤに抵抗がかかり、こぎづらいんですよ)
シャワー用の車椅子も置かれています。素晴らしい !!
洗面台の鏡はちゃんと顔が映る位置にあるし、姿見もあり、アメニティも充実。
シンク高は82cmと高めですがヒザが下に入ります。


ところが、良いお部屋だ・・・思った矢先に 不具合続出

セーフティボックスもテレビも壊れてるぢゃーないですか!!
アクセシブルルーム(車椅子室)は滅多に使われないから、ちゃんとメンテしていない様子。
4つ★ホテルでもこんなことがあるのですね。
修理はすぐに出来そうにない、とのことで 私はすっかり不機嫌に・・・

「車椅子用でなくていいから、ちゃんと使える部屋に替えてよっ」と交渉しました。
結局 リビングルームとバスタブがついた広めの119-A号室にアップグレード。
車椅子用の部屋ではないけれど、バスタブにつかりたい気分だったので好都合でした

Solvasa Valencia ★★★★
Avenida Del Puerto, 129 Valencia
(2007年6月訪問)

アメリカズカップ観戦前日、スペイン バレンシアのレース会場を下見しに。あまりバリアフリーを期待していなかったのですが、行ってみたら完璧。


ショップもレストランも車椅子でアクセスできるようになっていて、
車椅子トイレ
も完備してました。
これはイタリアのチーム ルナロッサ・チャレンジ のシンジケート。
この中に開発費 数百億円ともいわれるレース艇が格納されてるわけで。
レースに参加する12チームはそれぞれショップを運営しているので、買い物も楽しめます。
ショップで一番人気があるのは、このルナロッサ・チャレンジでしょう。 きっぱり
プラダがスポンサーなので、ウェアやグッズにはプラダのマークがプリントされてるんです。
BMWオラクルチームのショップでは BMWのロゴが刺繍してあるウェアやカバンが
あったりして、男性陣の視線も釘付けにしています。
予選シリーズの冠スポンサー ルイ・ヴィトン
の特設ショップもオーラ全開。お店の中では 日焼けして肌を露出したセレブマダムたちがお買い物を楽しんでいる模様。
う〜ん、ちょっと別世界か・・・

会場で 日本食レストラン も見つけましたよ。その名も HA RA JU KUP ( ハラジュカップ ? )
たぶん原宿とアメリカズカップをかけてるんだと思うんだけど。

これは その日本食レストランのバースペースです。
異国情緒を楽しんでいる最中だったので、結局 他のレストランで食事しちゃいましたが

どのお店もゆったりとしたつくりで 通路も広いので、車椅子での移動がラクチンです。
アメリカズカップ ばんざ〜い !

アメリカズカップ観戦日 2007年6月1日のおはなしです。観戦艇のチケットはネットで購入したので現地カウンターでチケットを受取りました。
乗り場には 乗船時刻前にもかかわらず、チケットを握り締めた人達が集まっています。
観戦艇は自由席なので、できるだけ早く乗って良いポジションを取ろうというわけね。
でも、こっちの人たちは日本人にように並んだりしません・・・
狭い乗り口でウヨウヨ〜っと群れてます・・・
なんだかイヤな予感・・・
で、車椅子の私は係員の注意を引こうと最前列に出てスタンばっておりましたが・・・
甘かった。
係員は私を誘導してくれる気配もなく、ゲートをオープン !
と同時にみんなが我れ先にと乗り込みます。
やっぱり

車椅子だからといって優先してくれるわけじゃない、これがヨーロピアンスタイル。
ある意味、平等な世界だったりします。
これは向かいにいた観戦艇
私が乗ったのも、ほぼ同じタイプの船でした。
気を取り直して、車椅子がギリギリで通れる幅の渡し板 全長2mを通り
船のバウ(前方)から乗り込みます。私は1階スタン(後方)の屋外デッキを陣取りました。
とりあえず乗れたし、屋根もあって安全な場所を確保できたので、まあ良しとしよう。
いよいよ出発。
ほとんどの人は2階のオープンエアの座席へ元気良く上がっていったのですが
6月のバレンシアの日差しは相当暑く、次第にみんな1階の室内(冷房と実況中継つき)
に降りてきます。
結局 私のいる場所がベストな観戦ポジションでしたっ えっへん
アメリカズカップ オフィシャル観戦チケット 購入方法チケット販売はアメリカズカップの公式サイトからになります。
ウェブ上で日時や枚数を選んでカード情報などを入力していきますが、
スペイン語のサイトなので正直不安でした。
当日 カウンターで受け取った現物がコチラ。ひとり75ユーロです。

チケットにはルイ・ヴィトンカップ ファイナルと印刷されていますね。
一般的には大会をまとめてアメリカズカップと呼びますが、正確には決勝戦だけが
アメリカズカップで、それに至るまでの全戦をルイ・ヴィトンカップといいます。

アメリカズカップで人気のイタリアチーム、ルナロッサ・チャレンジ。負けたのにカッコいいわけですよっ。 おしゃれオーラが漂います。
クルー(選手)がステキ、チームウェアもステキ・・・ うっとり
なんたってプラダがスポンサーだものね。



このあと、ルナロッサのシンジケートに併設しているショップは入場制限が
されるほどの大混雑ぶり。
プラダの1万円以上するポロシャツや、2万5000円以上するスニーカーなどが
飛ぶように売れて レジ前は大行列でした。
・・・と、これだけの盛り上がりを見せたにもかかわらず、
今大会をもって プラダはチームのスポンサーを降りるんだそうですよ。残念 !
さて、寝る前には今日のレースの模様をTV
でチェックせねば。(正直言って、観戦艇で見るよりTVのほうがわかりやすいですからね)
日本ではアメリカズカップって何? って感じですが、ヨーロッパではニュースで
連日報じらるほど関心の高いスポーツなんです。

2007年6月2日(土)バレンシアからバルセロナへ、スペインの新幹線 ユーロメッド で移動です。
バレンシア北駅は、とってもバリアフリー。
駅舎に入るとすぐにホームが見えていて、こぎまわる必要がなくホッとしました。
お昼どきの旅なので、食事
がついているプレフェレンテクラス(1等車)にしました。アレルギー、ベジタリアン、糖尿病、イスラムといった特別食の用意もあるとか。

車椅子のまま乗ることのできるスペース 1号車の 1H も捨てがたいのですが
私の車椅子は走行性を良くするために背もたれを低くしており、車椅子のまま
列車に揺られると どうもリラックスできません。
ひとりぼっちのスペースで過ごすのも つまらないし・・・
そんなわけであえて通路向かいの座席 2BC を事前予約し、座席に移って
過ごすことにました。
プレフェレンテクラス(1等車)の場合、出発までの間 ホームのすぐ脇にある
専用ラウンジで休憩できるんですよ。
これはラウンジ内ソファー、ま〜ったり落ち着きます。


飲み物やお菓子がいろいろあって全部無料。 で、気の済むまで(?) 水分補給です。
冷たいチョコレートドリンクが気に入りました。
ユーロメッド予約のしかた日本の会社 ミキツーリスト や プレステージジャパン 等で予約でき、旅行前に実券を
受け取ることができます。
Renfe(レンフェ/スペイン国鉄)のHPでも直接購入できますが、見慣れない入力項目が
あったりして難解なので、あまりおすすめできないかも。

車椅子で客船の旅 西地中海クルーズの1日目まずはじめに・・・
クルーズなんて相当お金がかかるんでしょ なんて思っているアナタ !
それは とんでもない思い込み。
クルーズは安上がりだし、とっても便利で楽しい旅なんですよ。
部屋代と1日3食、そして船での移動がコミコミで1日12,000円位から。
夜間に移動していて、朝起きると毎日新しい土地に到着します。

今回乗ったロイヤルカリビアン社の 「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」 は
お客さんが3,000人以上も乗れる巨大客船で、さらに従業員が1,000人乗ります。
船の大きさは、あのタイタニック号の3倍、高さは20階建てのビルと同じ !
部屋数は1,500室以上というから、実に帝国ホテル(東京)の1.5倍の室数に相当します。
巨大ホテルがそのまま海の上を移動してるっていう感じですね。
そして、なによりスゴイのが
船内のどこへでも車椅子で行ける ということ。
西地中海7泊8日の旅はスペインのバルセロナから始まり、バルセロナに戻ります。
12:00乗船開始のところ、私と旦那さまは15:00にターミナルに到着しました。
目の前には乗船前のチェックインで400人以上の長蛇の列が。
これじゃ乗るのに1時間かかっちゃうよ・・・と思いきや、
係の人が声をかけてくれ、混雑していないスイートルーム用のカウンターで
チェックインを済ませてください、と案内してくれちゃいました。
スイートのゲストじゃないのに。ラッキー!
わずか5分でチェックイン完了です。アメリカの船なので車椅子ユーザーに対する
ホスピタリティがスマートで徹底しています。幸先のよいスタートを切りました。
乗船口に向かう途中に売店を発見。
旅の最中に部屋で飲む水は、ここでまとめ買いするのがおすすめです。
(1.5Lペットボトル×6本入りで8ユーロ)
←励みのポチッ 車椅子で客船の旅、どんどん続きま〜す。
ボイジャー・オブ・ザ・シーズにはアクセシブルルーム(車椅子室)が16室もあるのですが、今回の部屋は車椅子用じゃないんです。 ぐすんっ
クルーズの2か月前に空室の照会をしたところ、既に車椅子室が全て予約済みに
なっていたのでした。一般の部屋もあまり空いていなくて、あれこれ選べる状況では
なく・・・
教訓。 希望の部屋をキープしたければ 早めに予約するべし !
ハイクラスな部屋ほど数が少ないので早々にSOLD OUT になるんだとか。
あんまり参考にならないかもしれませんが、車椅子の私と健常な旦那さまが2人で
泊まったお部屋 (カテゴリーL) を紹介しましょう。

クイーンサイズベッドで高さは55cm。
ベッドの上ではタオルでつくった象さんが、船内新聞を読んでたりします。
毎日遊び疲れて部屋に戻るといろんな動物が待っていてくれて、癒されちゃう。
← お役に立ちましたでしょうか










していました。


