レストラン「イルサルマイヨ」はモンテナポレオーネ通り沿いにあります。
建物の中庭にあり、目立つ看板も無いので ちょっと見つけにくいのですが、段差はなく
車椅子でスムーズに席までたどり着けました。で、人気のテラス席でいただくことに

日替わりリゾット16ユーロ(この日はアスパラガス)、ルーコラのタリオリーニ(ロングパスタ) 17ユーロ、
タッリア ディ マンゾ(薄切り牛肉のグリル)19ユーロ、エスプレッソ2.5ユーロ、席料は4ユーロ。
5月中旬、汗ばむほど気温が高かったので、スッキリとランゲビアンコ(白ワイン)1本20ユーロを
飲みました
![グラスワイン[白]](http://blog-imgs-1-origin.fc2.com/emoji/2009-02-22/359746.gif)
オフィシャルサイトのフォームから予約(伊語・英語)を入れられますし、日本語のメニューも置いて
あったので 言葉が不安なかたも利用しやすいレストランです。
Il Salumaio di Montenapoleone
Via Monte Napoleone 12 MILANO
+39 02 76001123
http://www.ilsalumaiodimontenapoleone.it
ふたりでワインを1本飲みきってしまい、すっかりいい気分
ミラノのモンテナポレオーネ通りといえばセレブなブティック街として有名です。車が結構通る道ですが、両側に歩道があるので車椅子での走行は安全なほうかな。
ただし、路地と交差するたびに歩道の縁石を降りたり登ったりしなくてはいけませんので
単独行動はちょっと不便でした

有名ブティックのほとんどには まず歩道へあがるために15センチの段差、そしてお店の入口に
10〜15センチの段差が1段あります。
ブルガリ、グッチ、フェラガモ・・・



今回はこうしたブランドショップを訪問しなかったのですが、10年ほど前にここのグッチに
入ったときには、店内奥にあるエレベーター(客用ではない)へ案内してもらい、フロア移動が
ラクにできました。
一見して店内に階段しか無さそうなお店でも、裏手に隠れエレベーターがあるかもしれません
ので ダメもとで尋ねてみるといいかもね。
「らっしぇんそ〜れ?」( 意味 : エレベーター?) と聞いてちょうだい。
ミラノの車椅子アクセス情報はいろいろありますが、イチオシは「Milano per tutti」(みんなのミラノ)というサイトです。(伊語/英語)

たとえば ドゥオーモに行くなら。入口にはセメントのスロープが2つあって斜度は6% ドア幅238cm、
トイレは車椅子では使えなくて リフトは無いよ、といった具合で とっても詳しく説明されています。
ひとくちに車椅子ユーザーといっても、車椅子のサイズはさまざまだし、出来ること出来ないことも
人それぞれなんです。これだけ詳細な情報があれば、自分の障害レベルに合ったホテルや
観光地をチョイスできて便利ですね。せっかく行ったのに車椅子だから入れなかった〜、なんていう
悲しい思い出ともサヨナラ。
日本にもこのぐらいユーザー目線のバリアフリー情報があるといいのにね
ミラノの名所となっているアルマーニのメガストア。
先日紹介した惣菜店アルマンドラの近くです。
上の写真はマンゾーニという大通りに添った目立つ入口で 段差が1段ありますが、脇の広場に面した
入口から入れば段差ゼロで入れます。1階(イタリアでは0階といいます)にはアクセサリーや化粧品の
ほか、アルマーニのチョコレートショップなど。←美味しいです

上の階へ車椅子で移動するには、エレベーターを使用しますが、エレベーターは一般の人が使え
ないよう従業員用の通路に設置されています。作動させるにも鍵が必要ですので、販売員か
ガードマンに声をかける必要があります。ここは常に驚くほど多くのガードマンが巡回しているので
彼らを探すには苦労しないでしょう。車椅子トイレは2階(イタリアでいう1階)にあります。
↓ また、建物入口のとなりには地下鉄(モンテナポレオーネ駅)へと降りるエレベーターがありましたよ。

Armani Via Manzoni 31
Via Manzoni 31 Milano
+39-02-72318600
2010年にはお店の上にアルマーニホテルが誕生するそうで、そっちも楽しみ
さて、最後の晩餐を鑑賞してからタクシーでスピガ通りへ移動しました。ここにはたくさんのブランドショップが軒を連ねています。

通りは車が入れないようになっているので、安心して車椅子で散策できますが、全面石畳なので
注意が必要です。車椅子の前輪が落っこちそうな隙間が満載ですよ。
この通りでひときわ目立つのが惣菜店アルマンドラでした。

立食ランチが人気で、イタリアでは珍しく”ビジネスマンの行列”が見られます。店の外で立ったまま
ササッと食べてしまうなんて、ミラノの人はなかなかの働き者なんですね。
店の入り口は段差1センチで利用しやすいのですが、写真のとおり混雑時は車椅子で店に入れる
雰囲気ではないので、昼時を避けて行くことをおすすめします。
お土産によい瓶詰めの食材もいろいろありますよ。
Armandola (アルマンドラ)
Via della Spiga, 50 Milano
+39-02-76021657
スピカ通りのブティックの入口は段差10cm以上が多し
ドゥオーモ前のタクシー乗り場からタクシーに乗って、最後の晩餐を見るために、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 Chiesa di Santa Maria delle Grazie へお出かけ。
鑑賞予約は、直接電話かネットで申し込めます。(伊語/英語)
当日は15分前に到着しないとしっかりキャンセル扱いになりますので時間厳守なのっ !

最後の晩餐は、教会に隣接した食堂の中に描かれているんですって。コレが食堂入口。歩道と車道の
境に段差。そして建物ドア部分に1段、高さ15センチ。(ドア部分の段差越えが難しい人は 連れの
人だけ先に入って受付に声をかけ、裏手にある別のドアを案内してもらいましょう。)
入口と出口は異なり、ここだけクリアできれば あとは出口までバリアフリーで快適です。
日本語オーディオガイドのレンタルもあります。

(画像の背景に見える絵画はもちろんレプリカね)
オーディオガイドは電話の受話器のような細長いデザインで、首からかけられるようになっています。
日本語モードのボタン「2」を押してから「PLAY」を押すとガイドが始まります。一時停止するには
また「PLAY」。はじめから聞きなおすには一度「STOP」してから「PLAY」。
ガイドの説明が長いので、最後まで聞くには、見学開始前の待合スペースにいる時から聞き始めて
しまうのがおすすめです。
案内は25名ずつで15分間ですが、慌てなくて大丈夫。先頭で入っても最後尾で入っても、中は
広いので皆 平等に見ることができます。車椅子だから見づらい、ということも全くありませんので
ご安心を。また、絵画の前にはいくつかのベンチもあり、そこに座っての鑑賞もOK。
見終わったら自由に退室してもよいし、終了の合図があるまでいても構いません。
鑑賞後 オーディオガイドを窓口で返却してからスーベニールショップ(お土産屋)を経由して外に
出るのですが、全て同フロアでコンパクトにまとまっているので車椅子での移動はスムーズです。
ショップのレジ横にはトイレの個室が3つあり、うち1つは車椅子仕様。


↑ 出口を出てから中を撮ったもので、段差ゼロ。
教会の前には見学のために訪れる人を乗せたタクシーがどんどん到着していますので、帰りは
それをつかまえちゃうとよいでしょう。
教会のすぐ近くにトラムが走っていましたが、車椅子で乗れる新型車輌は少なく、ほとんどが
階段つきの旧型車輌だったので、車椅子ユーザーはトラムをアテにしないほうがよいかもね。
次はスピカ通りに向かいます
車椅子ユーザーにとって海外旅行でのタクシーは特に大切な交通手段。だけど イタリアをはじめ 海外では日本のような流しのタクシーがないといわれています。
タクシーは手をあげてつかまえるものではなく、ホテルやタクシー乗り場で乗るのが基本だよね。

写真はドゥオーモ前のタクシー乗り場。段差のない広いエリアに停車しているので、車椅子からの
乗り込みがし易かったです。ココ、おすすめ。
(日本のタクシー乗り場はたいてい車道との段差が15cm近くあるので、とても不便です

運転手さんには「車を段差から1メートル離してください」と大声で呼びかけなくてはなりませんし、
車椅子ユーザーも15cmの段差を降りてからでないと乗車できないのです。)
ミラノにはラジオバスという 車椅子対応の予約制マイクロバス があります。夜20時以降しか走行して
いなくて15時までに予約しなくてはならないという制約があるため、なかなか使うチャンスがないの
ですが、いつか試してみたいと思ってます。
ネット予約だと必要事項(日時や番地など)を入力するだけだし、車椅子ユーザーの数(Numero
disabili)を伝えられる欄もあるので、言葉に自信がなくてもなんとかなります。
のちほどOKのメールが届いたら予約完了 !
ミラノ交通局 ラジオバス予約ページ
http://www.atm-mi.it/it/ViaggiaConNoi/Radiobus/Pagine/Prenota.aspx
ミラノのタクシーは車種が多く、座高が高くて乗りにくいタイプもあるから要注意
バスルームのドア幅は66センチと広く、入口も内部もフラットです。トイレには手すりがありませんが、座面高さが車椅子とほぼ同じ45センチになっていて、車椅子を横付けできます。

洗面台はシンクの高さが85センチもあり、デザイン重視なので 一見使いにくく見えたものの、案外
車椅子に乗った状態で顔を洗いやすく、アゴのあたりをあらっても水のしずくがシンクに落ちて
くれて胸元が濡れることはありませんでした。シンクに真っ直ぐに向かえば下にひざが入るので
(写真ではシンク下に影が写っていて、ひざが入るようには見えませんけど)、体をよじって洗顔
する必要もありません。洗面台の鏡は大きくて使いやすく、ドライヤーにも手が届きます。
ドアが全身鏡になっていたのもよかったです。ただし、お化粧用の拡大鏡は固定の高さにあり
車椅子では使用できませんでした。
肝心なシャワーは車椅子ユーザーだけでなく、健常者にも若干こまりもの。

↑右に見えるのがビデ、左側がシャワールーム(ドアなし)
私は立つことができないので、どこかに座らなくてはシャワーを浴びることができません。
とりあえず床に足をのばして座るだけの広さはあるのですが、シャワーヘッドが天井に固定されて
いるので蛇口を全開にしても小雨をゆる〜くパラパラ浴びている感じ。石鹸の泡を流し落とせた
気がしませんでした。
バスルーム内に可動式の小さめな物置台が置いてあったので、車椅子ユーザーでも体幹の
よい人はこれを椅子がわりにして座るとよいかもしれません。
アメニティグッズは渋くてかっこいいです



